今では、夫婦で受けることが出来る人間ドックも登場しています。
人間ドックは20歳を過ぎれば自己負担で誰でも受けられますが、特に35歳を境に病気のリスクが高まってくるので、35歳になったら定期的に受ける習慣をつけておくと良いでしょう。その場合、一人で受けると心配でも、夫婦で受ければ気持ちも楽になります。一人だと検査の内容を選ぶのにも気持ちが滅入ってしまいますが、二人ならば今後の生活への期待も話し合いながら内容を選んでいきやすくなります。もちろん、年齢が同じでも性別によって受けたい検査の項目は異なるでしょうから、そこは別々に選んでいくようにします。肺がんや胃がん、脳卒中、心筋梗塞などの人間ドックは性別に関係なくリスクが高くなってきますから、それは共通して受けるようにすると良いでしょう。夫婦で受ければお互いの健康について競争意識を持って取り組むことも出来ますし、お互いを思いやる気持ちも出てきます。どちらか一方が人間ドックを受けようと心に決めた時に、ついでにパートナーを誘ってみるというのも効果的です。誰しも自分の病気の有無を調べるというのは辛い作業なので、先延ばしにしたくなるものですが、それでは病気になってから後悔する可能性が高くなります。健康診断は基本的に健康な状態で行い、今後の病気のリスクを下げるものですから、健康なうちに受けておくことが大切です。夫婦でなくても、友人・知人などを誘って受けるのも良いでしょう。